科目情報
| 科目名 |
心理学A |
|---|---|
| クラス |
01 |
| 担当教員 |
山森 光陽 |
| 実務経験のある教員による授業科目 |
|
| 学年 |
1年 |
| 開講学期 |
前期 |
| 開講時期 |
前期 |
| 曜日・時限 |
月2 |
| 科目種別 |
|
| ナンバリング |
EGS003130 |
| 科目区分 |
社会科学教養 |
| 単位区分 |
選 |
| 単位数 |
2 |
| 準備事項 |
|
| 備考 |
|
| 科目名 |
心理学A |
|---|
| クラス |
01 |
|---|
| 担当教員 |
山森 光陽 |
|---|
| 実務経験のある教員による授業科目 |
|
|---|
| 学年 |
1年 |
|---|
| 開講学期 |
前期 |
|---|
| 開講時期 |
前期 |
|---|
| 曜日・時限 |
月2 |
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| 科目種別 |
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|---|
| ナンバリング |
EGS003130 |
|---|
| 科目区分 |
社会科学教養 |
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| 単位区分 |
選 |
|---|
| 単位数 |
2 |
|---|
| 準備事項 |
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|---|
| 備考 |
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|---|
講義情報
学習目標(到達目標)
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本講義では,以下の能力を身につけることを目指します。 |
授業概要(教育目的)
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心理学とは,認識や行動の背景にある特性や状態,仕組みを科学的に解明するとともに,研究知見を応用し,個人や社会の課題解決を目指す科学です。心は直接観察することができないため,推定しながら研究を進めていかなければなりませんが,そのぶん,より「確からしく」心を把握し,特性,状態,仕組みを記述するための方法を開発してきたことも,心理学の特徴の一つです。 |
授業計画表(15週)
回 |
項目 |
内容 |
|---|---|---|
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第1回 |
心理学とは何か:認知と発達を中心に(オンデマンド) |
心を科学的に研究する学問としての心理学の扱う領域と方法の枠組みを,認知,発達を中心に概説し,今後の授業の内容や進め方について説明する。 |
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第2回 |
実証科学としての心理学の歴史(オンデマンド) |
現在の心理学は,実験心理学から起こった領域と,臨床の領域の,大別すると2領域からなる。これら2領域の成立前後から,領域間で影響し合い,現在の心理学の姿に至った過程の概略を示し,心理学の大系を把握できるようにする。 |
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第3回 |
感覚と知覚 |
人は見たもの,聞こえたことを,そのまま捉えるのではなく,何らかの枠組みに照らし合わせて処理して認識する。この仕組みを大きさ・奥行きの知覚,選択的注意の実例を取り上げながら検討する。 |
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第4回 |
日常生活の錯視 |
錯覚のなかでも視覚の錯覚である錯視について,服装や化粧などの外見を演出する技術との関連について説明した論文を検討する。 |
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第5回 |
記憶 |
人が生きていくには,過去の経験を保持し,後にそれを再生する機能が不可欠である。計算機の中身ように実物を見ることはできないが,人はどのような処理を行って,過去の経験を保持し,後にそれを再生することができるのかを解説する。 |
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第6回 |
行動主義心理学からみた学習 |
心理学特有の考え方である,行動主義心理学からみた学習について解説する。 |
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第7回 |
認知心理学からみた学習 |
学習と呼ばれる行為の中でも刺激と反応の連合という条件づけの原理では説明できない部分について文章理解などを例に挙げながら解説する。 |
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第8回 |
問題解決と思考 |
私たちは日々問題解決を行いながら生活を営んでいるが,問題解決を行う際に私たちはどのような処理をしているのかを検討する。 |
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第9回 |
動機づけ |
動機づけとは行動を生起し維持する一連の過程のことを指すが,この過程に影響する目標の持ち方と,行動の生起,維持,質との関係を検討する。 |
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第10回 |
動機づけの測定と研究 |
動機づけの測定と分析を,質問紙法の体験と演示分析を通じて学ぶ。 |
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第11回 |
認知発達(オンデマンド) |
人は発達にともなって,より抽象的な,より条件が複雑な,そして時間的,空間的に手のとどかない対象の問題解決ができるようになる。この一般的傾向を解説する。 |
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第12回 |
心理検査 |
通俗的な心理検査の問題点を実験研究で得られた知見にもとづきながら検討する。 |
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第13回 |
交互作用 |
人の認識や行動は複数の要因の組み合わせの影響を受けることを示した研究知見を取り上げ,複数の要因の組み合わせによって生じる相乗効果や拮抗効果である統計的交互作用というパラダイムの重要性を論じる。 |
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第14回 |
心理学研究の方法 |
より「確からしく」心を把握し,特性,状態,仕組みを記述するための方法と考え方を解説する。 |
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第15回 |
個人の認知と発達に関する諸理論の相互関係 |
第2回から14回までの講義内容を概観できるようにまとめ,これらが社会における課題解決にどのように役立つかを検討する。 |
授業形式
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講義以外に,小グループで文献を分担して読んだり,議論したりすることを取り入れ,内容の理解が促進されるようにします。心理検査などの体験や演示も取り入れ,教室で行う授業ならではの成果が得られるようにします。Webclassなどを使って資料配付や教員への質問の受け付け,教室全体での議論を行いますので,パソコンかタブレットを毎回持参してください。 |
評価方法
授業内試験 |
レポート |
小テスト |
授業への参画度 |
その他 |
合計 |
|---|---|---|---|---|---|
|
0 |
0 |
60 |
0 |
40 |
100 |
評価の特記事項
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具体的な評価方法は授業で説明します。 |
テキスト
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教科書は指定しません。 |
参考文献
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無藤隆・森敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治,『心理学』,有斐閣,2018年. |
オフィスアワー
|
授業時に指示します。 |
学生へのメッセージ(事前・事後学習の内容など)
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自分の専門ではない学問に関心を寄せ,なぜこの学問に興味を持って研究し続けている人がいるのかを考え,その内容を理解しようと努め,自分事として楽しもうとする姿勢で学修に臨んでほしいと思います。教室では学生が安心して穏やかに学べるように,お互いを思いやりながら授業に出席してください。 |